最近、ある種の構造について話し、それを環境の未来のための解決策と見られます。それは木造です。木造ビルは、炭素を閉じ込めたビルである、ということとなります。三井不動 産と竹中工務店、日本橋にて国内最大・最高層の木造賃貸オフィスビル計画検討に着手する予定です。この建物を建てる目的は、「環境への取り組み」 と 「都心での木造高層建築への挑戦」 の 2 つであります。現存する木造高層建築物として国内最大・最高層となる、地上 17 階建・高さ約 70m・延床面積約 26,000 ㎡。 構造材に使用する木材量は国内最大規模の 1,000 ㎥ 超となります。三井不動産グループが北海道に保有する森林の木材を活用します。最先端の耐火・木造技術を導入。主要な構造部材には竹中工務店が開発した耐火集成材の「燃エンウッド」を採用して、床・仕上げ等、各所にも木材を積極活用します。当計画においては、同規模の一般的な鉄骨造オフィスビルと比較して、建築時の CO2 排出約 20%削減効果を想定します。
木造建築の目的は非常に優れており、前向きます。 ですが、このプロジェクトをめぐって色々な意見があます。このプロジェクトでは、考慮すべき 2 つの要素であります。それは、構造とコストです。
建物の構造が総木造で高層であるため、安全性の確保は非常に重要です。耐火性が一番重要だと思います。主要な構造部材には竹中工務店が開発した耐火集成材の「燃エンウッド」を使用します。その他、床・仕上げ等、各所にも木材を積極活用します。燃エンウッドの構造は 3 つの部分で構成されている。それは「燃え代層」、「燃え止まり層」、「荷重支持部」です。火災が生じた場合、断熱効果(燃え代層)と吸熱効果(燃え止まり層)により、柱・梁(荷重支持部)を火災の熱から守ります。大規模建築や中高層建築において多くの採用実績があるます。木造技術はまだ新しく、大規模に使用されていないため、多くの疑問がありました。現在の技術を使用して建設された従来の高層ビルの
2 倍の費用がかかります。明らかに、そのような構造を構築するためのコストは高すぎて、近い将来、この技術を大規模に適用することは非常に困難です。
もちろん、木造建築は環境に優しいものです。
しかし、このプロジェクトは東京にとって象徴的だと思います。 そして、それは将来の建設業界のテストベッドになるでしょう。
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