建機大手のコマツや日立建機が主力の中型クラス(重量10~20トン)で電動建機を投入します。都市部の道路整備や宅地造成など夜間の騒音の抑制を求められる場所などでの需要を狙います。脱炭素への意識が高い欧州では、公共工事で電動建機の活用を補助金で後押しする動きもあります。
建機市場の主力である中型への参入が相次ぐことで、普通を見据えた開発競争が熱を帯びてきました。世界三大建機展示会の一つである「Bauma2022」が24日に、ドイツミュンヘンで開幕します。世界の約60国から3000社以上が出展します。コマツや日立建機も参加し、電動建機を売り込みます。
コマツは23年4~6月に20トン級の電動ショベルのレンタルを日本や欧州で始める予定でです。油圧ポンプなど主な部品と車体制御システムを見直し、徒来のエンジン方式と同等の掘削能力と耐久性を備えます。一般的に電動建機はエンジンの代わりに電池で駆動し、使用時にCO2を出さなくて、騒音も少なく都市部の工事や夜間工事で使いやすくなります。オイル交換など手間のかかるエンジン関連の保守がいらなくなるのも利点です。稼動は最大約8時間だが、外部電源につなげば長時間使うことができます。しかし、電池の生産コストが高いため、建機の価格は高くなって、建機を使用できるのは補助金のある建設業者のみだと思います。
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