建設資材であるセメントの価格が5ヶ月ぶりにあがり、最高値を更新しました。東京では指標品が10月に比べて8%高かったです。燃料の石炭価格が上昇による、採算悪化を背景にセメント各社が打ち出した値上げがほぼ満額浸透しました。買い手の生コンは転嫁値上げに動いています。様々な建材の価格が上がるので、建築物のコスト負担は一段と増やしました。
指標となる普通セメントの11月に1トン当たり1万3300円、10月に比べて1千円上がりました。記録のある1996年の最高値を更新しました。セメント工場では使う燃料は石炭が7割を占めて、石炭は海外からの輸入に完全に依存しているため、価格は世界のエネルギー市場によって変動します。一方で、セメントの主原料である石灰は国内鉱山で自給できるため、価格が安定しています。それで、最近のセメント価格の継続的な上昇の理由は、石炭価格の上昇によるものです。日本への輸入石炭価格が上昇した理由は 2 つあると思う。
一つ目はウクライナ戦争であることです。 戦争により、世界のエネルギー価格が不安定になり、最近急速に上昇しました。
二つ目は円安であることです。日米の金融政策の違いから円安が進み、日本の輸入企業は深刻な影響を受けました。短期的には円高は難しいため、輸入関連商品の値下がりは無理だ。
赤字を削減するために、セメント各社は販売価格の引き上げを発表しました。日本の燃料価格に影響を与える要因はいずれも変化の兆しを見せていないため、今後のセメント価格の下落は難しいです。
コメント
コメントを投稿